「ベッド、乗り物、お手洗い」
妙案が浮かぶ場所として中国の欧陽脩が挙げてる三か所です。場所が変われば思考が変わる。環境は侮れないのです。
そして、
「人は習慣で差が出る」
私が最近強く実感している言葉です。
X(旧ツイッター)で定期的に、
「スタバで勉強するのはよくない!」という声が出てくるのですが、忙しい社会人だったら会社の生き帰りに少し立ち寄って本を読むだけでもだいぶ得られるものがあります。もちろんコーヒー1杯で3時間も滞在するのはよくないですが、1時間くらいならいいはずです。この小さな習慣が数年後に絶大な差を生みます。
なぜ喫茶店やコワーキングスペースで勉強すると捗るかというと、途中の散歩で気分転換ができるからです。自宅学習だけだと、気分転換に自宅周辺のみ散歩するだけでは飽きてしまいます。
さらに少しノイズのある場所の方が人は緊張するからか、集中できるものです。
今回は自分が英語の資格試験を取る上で利用した喫茶店を紹介してみたいと思います。
1.スターバックス
新宿はスタバ王国と言われ、駅周辺は歌舞伎町を除き、どこを見てもスタバがあります(歌舞伎町はタワーのところに1店舗あるだけです)。
スタバは食事もおいしいし、おしゃれな雰囲気で少しくらい読書していても気にならないものです。
ただ、資料集を広げて本格的な学習をするには向かないので、本屋で買った本をそのまま読むために使うくらいがいいかもしれません。
店の雰囲気は概ね同じですが、トイレが一つしかない店舗や冷房の利きが強いところもあったり、自分に合う場所をみつけるのが大事です。
個人的には新宿なら、リンクスクエア新宿(トイレは同じフロアの奥に複数ある)、野村ビルの地下(こちらもトイレは同じフロアにある)、西新宿の三井ビルの1階(こちらはトイレがないので、ビルの奥にあるものを使うことになる)あたりがおすすめです。
サザンテラスのスタバは有名ですが、店内が少し狭いのと座席確保が難しい点から勉強場所としてはあまりお勧めではないです。どちらかというと、駅から少し離れたところの方が穴場だったりします。
2.ルノアール
サラリーマン御用達の喫茶店といったらルノアールではないでしょうか。
ルノアールは価格は高めですが、スタバと比べて座席の間隔が広めでゆったりと快適に座れます。自分が国連英検特A級の勉強をしたときもルノアールでした。
新宿はスタバのように、ルノアール王国でもあり、店舗があちこちにあります。そして、店員の雰囲気がサバサバしているので、変に勉強している姿を見られている感じがしないのもいいと思います。
ただ、一つ知っておきたいのは立地によって客層がずいぶん違うことです。
歌舞伎町に近いエリアだとかなりうるさい喋り方をする人がたまにいますので、なるべく西新宿のオフィス街の店舗を利用するほうが落ち着いてて集中できると思います。
自分はあえて歌舞伎町のルノアールも使ったことがあるのですが、集中できたかは謎でした。単語を覚えるとか単純作業には向いてます。価格が少し高めなのが玉に瑕です。
3.ビジネスエアポート
こちらは月額会員のコワーキングスペースで、会員になると店舗はどこでも自由に使えます。自分は長いこと新宿三丁目店を使っていましたが、ゆったりと使えて快適でした。
Wi-Fiのつながり具合もよく、回線速度も申し分なし。
ただ、最近チェックしたら三丁目店は自分が良く使っていた私語禁止エリアがなくなるとのことで、多少変化があるかもしれません。
また、店舗によっても雰囲気が違うので、お気に入りの場所をみつけることも大事だと思います。
4.カフェ・ベローチェ
安さが魅力です。
おすすめは、ピーナッツサンドとコーヒーゼリー。
店によって少し古かったり比較的新しかったり、違いがあるのも特徴です。
最近は全席禁煙になったりと、集中できる環境が整ってきました。店員の雰囲気はルノアールのサバサバした感じに近く、好印象です。
5.タリーズコーヒー
こちらはスタバとベローチェを足して2で割った感じの雰囲気。
水出しアイスティーなど安めのドリンクがあって助かる一方、味もしっかりしているバランス型です。
冷房の利きは店舗によってだいぶ違うので、夏場は上着を持って行った方がいいでしょう。
いろいろと挙げてみたのですが、勉強場所というのは毎回コロコロ変えるより、自分にあった場所を2つか3つくらいみつけて、そこを集中的に使う方が効果的です。
毎日1時間やるだけでも、10年後に3000時間以上の勉強時間が確保できたことになり、カフェでの勉強を渋ってやらなかった人と比べたら知識面で相当な差が出ているのは確かです。
人からどう見られるかよりも、自分自身が手ごたえのある学習ができているかを重視してみてください。