英検準1級を持っていると様々な大学入試で有利に働きます。
慶應大学文学部では、CSEスコア2500以上(受験級は問わない)を取っていれば、試験本番の英語の点数に換算されるとのことです。つまり慶應大学が用意する英語の独自入試を受験せず、2限目の地理歴史から受けることができるのです。ただし、本番で何点分に換算されるのかは発表されていません。
早稲田大学国際教養学部でも英検を持っていると加点されるとのこと。
2級で7点分、準1級で14点分、1級で20点分加点されます。
1級の20点は大きいですが、取る労力を考えると、準1級が現実的であるといえます。
そして、立教大学は英検準1級と非常に親和性が高いです。
立教大学の各学部を見ると、CSEで2450点あれば100%換算、2400点で95%換算、2300点で90%換算になります。
英検準1級の合格ラインがCSE2304点であることを考えると、9割以上の換算とみなされます。英検準1級を持つことが合格への第一歩といえます。
東京理科大学では、CSE3300点以上なら25点分、2600点以上なら22点分、2300点以上なら20点分加点されるとのこと。
日本大学の経済学部でもCSE2304点で換算100、2150点換算90、1980点で換算80とされます。
最近の難化している共通テストの英語で9割取るよりも、英検準1級を取るほうが簡単といえます。
順天堂大学医学部、国際医療福祉大学医学部でも英検準1級を取っていると加点されたり、二次面接で評価されます。
では、いつ頃取ればいいか。高校2年生になるまでに2級を取り、高校3年生のうちに準1級を取ればかなり大学入試で戦いやすくなります。準1級で関門となるのは、やはり語彙とライティング。語彙は早めに対策し、ライティングはしっかりと添削を受けてたくさん書く練習を積むことが大事です。ここでライティングの練習をしておくと、国立の二次でも威力を発揮します。
地方の国立医学部では、二次で英語100点、数学100点のようなところが結構あり、英語は大問3つの中で一つが自由英作で配点が全体の3分の1ほど占めていることもあります。ライティングをしっかり練習すれば、数学の失点も多少はカバーできるようになります。ぜひとも英検準1級を目指してみましょう。