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英語は書いて覚えよう!

突然ですが、英単語のテストです。

すべてacから始まる語ですが、スペルを書いてみてください。

 

1.~を加速する

2.~を蓄積する

3.~を収容する

4.正確な

5.アクセサリー

6.賞賛

 

 

何問できたでしょうか。

4問以上できれば優秀です。


正解は、

1. accelerate

2. accumulate

3. accommodate

4. accurate

5. accessory

6. accolade

 

6.はかなり難しいですが、1.から5.は受験で見たことがあるのではないでしょうか。

ただ、実際に手で書こうとすると綴りが怪しくなるものです。

 

最近の風潮としては、「手を使って書く練習をすること」が軽視されているように感じます。スマホやタブレットでは変換予測が使えるので、漢字や英単語を正確に覚える必要がないと思われているフシがどこかにあります。

しかしそのスタンスで学習していくと、英作文で大きなしわ寄せがやってきます。

英語の最大の関門は、発音と綴りが一致しないこと

 

どうしても手を使って実際に書いてみる作業が必要になります。

英検1級や英検準1級ではライティングが一次試験の3分の1も占めています。国立の二次でも英作のウェイトが高い学校は案外多く、差がつくところです。やはり「手を使って書く」という作業は実力をつける上で必須です。

 

ところで、司法試験の勉強法を書いた人で名前は忘れましたが、ある章に「書いて覚えるはやめよう」というのがありました。書いていては効率が悪いとのことです。

しかし英語は発音と綴りが一致せず(rとlの違いなど)、なおかつ日本語と違って慣れてない言語なので、しっかりと書いてみることがどうしても必要です。

 

では何を使うといいかといえば、太字のゲルインキペンです。

自分はuni-ball Signoの1.0mmを使っています。

紙はサカエテクニカルペーパーが出しているイロフルを使ってます。発色がよく非常になめらかです。ちなみに紳士なノートという紙もなめらかに書けます。

 

そしてハンズ(現在ではカインズ)で購入できる黒いゴムのシートを敷いてそのうえで書くとさらに書きやすくなります。

なぜ書き味にこだわるかというと、大量筆記する上で、筆圧が限りなくゼロに近い状態で書けるようになるからです。

 

X(旧ツイッター)では写経といって英文を筆写している写真がよく回ってきますが、普通のシャープペンを使ってる人が多いのが気になっています。

 

HBのシャープペンとかだと筆圧が高くなり、たくさん書いてると指が痛くなってしまうのです。そしてさらに書き続けていくと、人差し指や親指が痛くてペンを持てなくなったり、中指の爪が割れてしまったり、大変なことになります。指を守るためにも、太字のゲルインキペンか、万年筆を使うのがベストです。

 

あまり意識されていないものですが、利き手の親指はペンを握る上でとても大事です。ある合格体験談でラグビーをやっていた高校3年生が夏に利き手の親指を骨折して、夏の間まったくペンを握ることができなくなったという話を読んだことがあります。

文系科目なら声に出してやればぎりぎりいけるかもしれませんが、計算がいる理系科目になると相当きついはずです。

 

 

話が脱線しました。

 

 

英文筆写というのは、Economist誌や和文英訳の教材などを時間のあるときに書き写すだけでも、いろいろと発見があります。

「ここは、関係詞が省略されてる」とか、

「~にちなんでという意味の前置詞はfromではなくafterが使われてる」

「nourishmentとnutrientの違いはなんだろう」

など、漫然と読んでるだけでは見落としてしまいがちな項目も、書き写すことで気づいたりします。

 

ICT全盛期の時代ですが、意識的に「書く」という作業を取り入れると、思いもよらない形で実力を伸ばせるようになります。

 

なんとなく書くなんてバカバカしいと決めつけずに、英文雑誌でも英語の教科書でもいいので、まずは「書き写してみる」という普通の作業を試してみてください。

いろいろと発見があるはずです。

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