今年の共通テストの英語が終わりました。
今回の問題は非常にクオリティが高く、実力をしっかり測定するのにいい問題です。
河合の記述模試で偏差値60以上ある人なら、85/100点以上取れるのではないかと思います。
全体的にはTOEICのように言い換えが問われており、第一問目からedgeの意味として、水槽のレイアウトで選ばせる問題など、語彙力や文法力があるかを長文を使って試してきているのがわかります。
そして、間違いの選択肢は明らかな間違いが用意されており、読む量は多いのですが、選択肢が素直なので80分という制限時間内でも十分に解くことができると言えます。
第七問目の睡眠の話は読んでて面白いですし、第八問目の宇宙の話も、読む量は多いですが、誰が賛成しているか、反対しているか、そしてリスクの話など、ざっと読むだけでも十分解くことができますので、非常にやりやすい構成です。
受験生のことを考えてよく練った問題を出してきた感じがします。
平均点は去年よりは上がるはずです。
設問の配点はセンター試験の時ほど大きな差はありませんので(だいたい3点です)、普通に第一問目から順番に解いていくので大丈夫です。
このようなスタイルであれば共通テスト用の対策をするというより、国立の二次や早慶メインで勉強してても十分対処可能です。
今回のような共テ英語なら、普段から「英文慣れ」しておけば高得点を取れるようになります。英語のクオリティが良くなったことから、今後大学入試で「共テ利用」が増える可能性があるかもしれません。