個別指導は集団授業の3倍の効果があります。
英語塾LEXISでは、生徒一人ひとりの弱点を補強すべく、
1.実際に英語で音読すること
2.文法の解説を丁寧にすること
3.講師が生徒の答案をすべて添削すること
この3点を大切にしています。
なぜこれらが大事なのか説明してみたいと思います。
1.英語を実際に音読することの大切さ。
実は英語は発音のルールが複雑な言語です。
ドイツ語やフランス語は発音のルールを覚えてしまえば、あとは初めて見る単語でも発音の仕方は分かりますが、英語ではそれが通用しないのです。
英語は歴史的に様々な国の語を取り入れた結果、発音に例外がたくさんあるのです。
mineでマインと発音しても、determineはディターミンとなり、一つ一つ覚えていく必要があります。
英語が苦手な生徒に簡単な英文を音読してもらうと、基本単語の発音の仕方を知らないケースがあったり間違って覚えてしまってることがあります。これを音読する作業で、なるべく早い段階で修正する方がリスニングにおいても正しい力がつきます。英語は音楽の授業と同じで、「音」に触れることが上達のコツです。正しい音に触れると、理屈を超えて体で覚え、長期間自分のものになります。
2.文法を丁寧に説明すること。(特に語順の大切について)
英語は格変化に乏しい言語です。
日本語は語順がかなり自由です。
たとえば、
「僕は、寿司を食べるね」
「僕は食べるね、寿司を」
「食べるね、僕は寿司を」
「寿司を食べるね、僕は」
「寿司を僕は食べるね」
と語順をかなり自由に移動することができます。
これは日本語の「てにをは」の力のおかげでできることです。それに対し、英単語にはこの「てにをは」がついていないのです。代わりに英語を並べる語順が「てにをは」の役割を担っています。
I'll eat sushi.と、この順番に並べることで「何が何を」を表現できます。英語は語順を間違えると伝わらなくなってしまう言語なのです。
また、日本語では名詞に対して前置修飾ですが、英語は後置修飾になることが多々あります。
英語が苦手な人だと、
「背の高い少年」は
a tall boyとはいえても、
「新宿に住んでいる少年」は、
a living Shinjuku boyのように日本語に引きずられて前置修飾で表そうとします。
正しくは、
a boy who lives in Shinjuku,
a boy living in Shinjukuと後置修飾になります。
3.講師が生徒の答案をすべて添削すること。
これが実は非常に大事です。
集団授業で生徒に当てて答え合わせをしても、生徒が書いた答案をよく見るとスペルミスがあったり、本人が気づかないところで副詞の位置を間違えていたり、冠詞や前置詞の間違いをしてることが多くあります。
たとえば、
Happily, he didn't die.と
He didn't die happily.は、
前者がまだ生きてるのに対し、後者は亡くなっているのですが、happilyがどこにかかっているかが見えていなくて、どちらも同じだと考えているケースがあります。
講師が生徒一人ひとりの間違いを丁寧にチェックすることで実力がつきます。
最後に集団授業と個別指導の最大の違いについてです。
分かりやすい喩えでいきますと、
小さな子どもにドラゴンボールというアニメを見させたとします。
子どもはストーリーやキャラクターの名前は覚えると思います。
では、ドラゴンボールを見終わったあとに敵のキャラクターである「セルジュニアを描け」といって何も見ずに描けるようになっているでしょうか。
映像授業や集団授業はこれに近いものであり、放送されてるドラゴンボールをずっと眺めてるのに似ているのです。
セルジュニアは実際に何度もセルジュニアを描く練習をしないとできるようにならないのです。
これが個別指導だと、講師が生徒に実際にその場で描かせ、どうしたらもっとうまくいくか、コーチングすることで試験本番でも描けるようになります。
すなわち、問題演習をその場で行い、一人ひとり違った間違いを直し、本番での解答力につながるように、
「その場で問題を解く」
↓
「講師が添削し、解説する」
↓
「再び問題演習」
↓
「添削して解説」
このサイクルを数多くこなすことで点数が取れるようになります。
点が取れないと悩んでる方は、個別指導で習う英語の威力を実感してみてください。
発音の確認、文法、特に語順の大切さ、そして指導方法(問題演習をすること)がしっかりしていると実力がつきます。