個別指導は集団授業の3倍の効果があります。
英語塾LEXISでは、生徒一人ひとりの弱点を補強すべく、
1.文法の解説を丁寧にすること
2.講師が生徒の答案をすべて添削すること
この2点を大切にしています。
なぜこれらが大事なのか説明してみたいと思います。
1.文法を丁寧に説明すること。(特に語順の大切について)
英語は格変化に乏しい言語です。
日本語は語順がかなり自由です。
たとえば、
「僕は、寿司を食べるね」
「僕は食べるね、寿司を」
「食べるね、僕は寿司を」
「寿司を食べるね、僕は」
「寿司を僕は食べるね」
と語順をかなり自由に移動することができます。
これは日本語の「てにをは」の力のおかげでできることです。それに対し、英単語にはこの「てにをは」がついていないのです。代わりに英語を並べる語順が「てにをは」の役割を担っています。
I'll eat sushi.と、この順番に並べることで「何が何を」を表現できます。英語は語順を間違えると伝わらなくなってしまう言語なのです。
また、日本語では名詞に対して前置修飾ですが、英語は後置修飾になることが多々あります。
英語が苦手な人だと、
「背の高い少年」は
a tall boyとはいえても、
「新宿に住んでいる少年」は、
a living Shinjuku boyのように日本語に引きずられて前置修飾で表そうとします。
正しくは、
a boy who lives in Shinjuku,
a boy living in Shinjukuと後置修飾になります。
2.講師が生徒の答案をすべて添削すること。
これが非常に効果的です。
集団授業で生徒に当てて答え合わせをしても、生徒が書いた答案をよく見るとスペルミスがあったり、本人が気づかないところで副詞の位置を間違えていたり、冠詞や前置詞の間違いをしてることが多くあります。
たとえば、
Happily, he didn't die.と
He didn't die happily.は、
前者がまだ生きてるのに対し、後者は亡くなっているのですが、happilyがどこにかかっているかが見えていなくて、どちらも同じだと考えているケースがあります。
講師が生徒一人ひとりの間違いを丁寧にチェックすることで実力がつきます。
そして、集団授業と個別指導の最大の違いについて。
分かりやすい喩えでいきますと、
小さな子どもにドラゴンボールというアニメを見せたとします。
子どもはストーリーやキャラクターの名前は覚えると思います。
では、ドラゴンボールを見終わったあとに敵のキャラクターである「セルジュニアを描け」といって何も見ずに描けるようになっているでしょうか。
映像授業や集団授業は放送されてるドラゴンボールを眺めてるだけに近いのです。
セルジュニアは実際に何度もセルジュニアを描く練習をしないとできるようにならないのです。
これが個別指導だと、講師が生徒に実際にその場で描かせ、どうしたらもっとうまくいくか、コーチングすることで試験本番でも描けるようになります。
すなわち、問題演習をその場で行い、一人ひとり特有の間違いを直し、本番での解答力につながるよう、
「その場で問題を解く」
↓
「講師が添削し、解説する」
↓
「再び問題演習」
↓
「添削して解説」
このサイクルを数多くこなすことで点数が取れるようになります。
点が取れないと悩んでる方は、個別指導で習う英語の威力を実感してみてください。
発音の確認、文法、特に語順の大切さ、そして指導方法(問題演習をすること)がしっかりしていると実力がつきます。
最後に、生徒がどのように成績アップしたか一例を出したいと思います。
偏差値は、河合塾の全統記述模試の英語の成績です。
一橋大学法学部に合格した生徒。
現役時 英語の偏差値62 → 浪人時75
秋田大学医学部に合格した生徒。
浪人夏 英語の偏差値50 → 浪人の冬65
慶應義塾大学経済学部に合格した生徒。
高2夏 英語の偏差値59 → 高3夏70
東京大学理科一類に合格した生徒。
高2夏 英語の偏差値60 → 高3夏70
東京理科大学に合格した生徒。
浪人春 英語の偏差値55 → 浪人冬64
全体的に偏差値が10前後上がります。
ただし、目に見えて上がってくるのに半年ほどかかります。